昔は地方の人からすれば東京は「住むところではなく働くところだ」というイメージが強かったです。
今でこそインターネットなどの普及によってこういった地域格差は少なくはなりましたが、やはり、東京へ行けば何でもそろうといったイメージは残っています。
地方にはない、地方ではできないものが東京ではできるのです。
医療や看護の世界でもこの格差は変わりません。
私自身帝王切開を3回経験したのですが、「地方の産婦人科では3回が限界だ、次もう一回出産するなら東京にいかないと産めないよ」といわれた経験があります。
私自身体力が限界だったので4回目は望まなかったのですが、逆に言えば、もっと子供がほしければ東京へ行けば埋めるということなのです。
東京にはいろんな国からの文化が到着します。
そして日本の文化も東京から発信されます。
その為に、地方では収集できないような情報が収集できるなどの利点を持っています。
そのため、医療や看護の世界においても日本の最先端で行うことができるのです。
また、地方で治療ができないような病気の患者さんなども東京には多く集まります。
そういった病気の治療や研究も東京で行われています。
最前線の医療や看護を習得したい医師や看護師たちも東京へ集まります。
その為、東京には最先端の医療技術や人材が集まるのです。
しかし、その一方で、地方の中には医療や看護が十分に行えない地域も出てきているのです。
こういった地域に医療や看護を十分提供することが今後の課題といえます。